鳥インフルエンザで大勢の人が死ぬって本当?
世の論調と全く反対の方向で私の考えを述べてみたいと思います。
高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)がヒトに感染できるように変異した、H5N1型ヒトインフルエンザウイルスによって何十万~何百万人のヒトが死亡する、と何年にも渡ってマスコミがまことしやかに騒いでいますが、本当なのでしょうか?もう少し正確に言うと、今後確実に起こりうる脅威なのでしょうか?
散発的にH5N1型のトリインフルエンザウイルスがヒトに感染した事例が報告されていますが、トリ→ヒト感染の後にヒト→ヒト感染が起こって、多くのヒトに広がった事例はありません。
H5N1型のインフルエンザウイルスでパンデミック(世界的大流行)が起こり、大量の死者が出るには、少なくとも2つの条件があります。まずひとつは、従来のインフルエンザウイルスのように、強力な感染力をもってヒト→ヒト感染が起こるH5N1型インフルエンザウイルスが出現することです。もうひとつは、強力な感染力を持ったH5N1型インフルエンザウイルスが強力な毒性(殺傷力)を持つ、ということです。病原体の立場からすると、この条件を同時に満たすことは、容易なことではありません。
この難しい条件が満たされることを前提に、高価な薬であるタミフル(成分名:オセルタミビル)を備蓄する意義はあるのでしょうか?
確かに、鳥インフルエンザウイルスは、鳥に対しては強力な毒性を持っているのでしょう。一晩で何千羽ものニワトリが死んでいる事実から、そのように考えられます。そして、人類はH5N1型インフルエンザウイルスの鳥における広がりを抑えることができていません。
しかし、H5N1型鳥インフルエンザウイルスがヒトインフルエンザウイルスとなる段階は防ぐことができている、と言えます。尚且つ、ヒトに関しても高い病原性を示す可能性もほぼ示されていないでしょう。現在の状況に、それほど問題があるとは思えないのです。
鳥インフル→ヒトインフルに変異→パンデミック→スペイン風邪と呼ばれた時代のような大量死、というシナリオを前もって作り上げた上で大々的に報道し、現状よりも更に更に対策を練るように圧力をかけるマスコミに対して疑問を抱かずにはいられません。衛生状態もスペイン風邪当時と比べると遥かに高い状態に保たれていますし、マスクや保湿など、感染予防策の知識も広く普及しています。(個人的にはパンデミックインフルエンザウイルスが登場するよりも、それまで一般に認知されていなかった、もしくは新たな病原体が流行する可能性のほうが高い、と考えています。ノロ然りSARS然り。)
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